ついにきたる断熱等級6.7 ハウスメーカーもこれからは高断熱化?

住友林業で契約して打ち合わせ中のBLFと申します。

現在は打ち合わせ内容をまとめつつ、自分たちが気になった仕様、家の話題をまとめています。

よろしくお願いします!

現在は住友林業と契約後の打ち合わせを行っているわけですが、ハウスメーカーの施主なりに断熱性は少し気にしています。

そんな少し断熱性も気になっている施主である私たちなので、今回は先日ニュースになりTwitterを中心に話題になった断熱等級のランクが増えるということについてまとめてみます。

断熱等級とは?という人にもわかりやすい内容で解説したいです。

これからいろいろ業界が変わっていきそうな予感です。

ということで早速始めます。

記事のもくじ

ニュースの内容”G2・G3の性能を等級6・7として設定へ”

まず、先日出たニュースはこちらです。

内容としては

国土交通省、経済産業省、環境省は11月4日、住宅・建築物の省エネ性に関する基準整備を進めるため、合同会議を開催した。住宅性能表示制度において、ZEH水準の外皮性能を等級5とする案は既に検討されているが、新たにZEH水準を上回る性能を、等級6、7として設定する方向で検討を進める。

というモノでした。

簡単にいうと

断熱等級はこれまでは4が最高だったけど、ZEHを5、それ以上の6、7を新設するよ!

という発表でした。

これはtwitterでも騒がれているように、率直にかなり業界が変わるかもしれない変化だなと感じます。

このニュースが話題な理由

理由としては今の断熱基準は最高等級がかなり低くそれにより一定以上のメーカーで建てればほぼ全ての家が最高等級になるほどでどこもそれを理由に断熱性を重視していませんでした。

どこのハウスメーカーも断熱等級最高ランクと謳っていましたし。

そもそもいままで日本は断熱についての最高等級が断熱等級4まででしたが、これは2013年に制定されたものですので8年前の基準です。

つまり一言で言うと”古い”ということです。

2013年とは

  • LINEがLINEが広がった
  • あまちゃんブーム
  • 2020年東京五輪決定
  • 楽天が初優勝
  • NYダウは15000台(現在は360000台)

と、かなり昔な気がします。その頃はみんなLINEは使わず、ガラケーだったと思うとかなり時代は進歩していますね。

私たちも2013年は学生でしたし。。

なので、この断熱等級4はその時点では「次世代省エネ基準」といわれ、省エネ基準としては最高レベルの基準でしたが、古い基準のため6地域ではUa値0.87とZEH基準にも満たない水準です。

なので今の一条工務店が躍進し、高気密高断熱住宅が流行している現在では甘すぎる最高等級となっています。

Ua値0.87は最上位というには基準が甘すぎるね。

なのでこの断熱等級4が政府が制定している断熱の等級の最上位であることは、以前から批判が集まっていました。

そして今回ついにそこにメスが入ったということです。

断熱等級の等級が増える意義

これには大きな意味があると思います。その理由は

おそらく大手ハウスメーカーがこれに追随して断熱性をあげてくるから

です。

大手ハウスメーカーは大手企業なので、公的な基準には追随する気がします。

これまでもHEAT20のG1、G2、G3などはありましたが、これはあくまで民間の出してる基準であり大手ハウスメーカーとしては『まあ、そういう考えもあるよね』くらいの雰囲気でした。

ただ、公的な基準となると話は違います。

大手ハウスメーカーは基本的には

うちが最高等級です!

と宣伝しているところがあり、それが達成できないことを懸念すると思いますので、大手ハウスメーカーが断熱等級が上がることでこれに追随して性能を高めていくのではないかと思います。

積水ハウス、三井ホーム、ミサワホームあたりは特に頑張りそうな予感(個人の感想です)

ハウスメーカーの断熱性の現状

では、今の大手ハウスメーカーの断熱性がどの位置にあるかというと、

大手ハウスメーカーの現状の断熱性はG1レベル(ZEH+αくらい)がボリュームゾーンで、少し性能にこだわっているHMはG2レベル(断熱等級6?)といった感じです。

HEAT20G1、G2、G3などについては、大手ハウスメーカーでは説明はほとんどされなく大手ハウスメーカー内ではあまり浸透していない印象です。

少なくとも打ち合わせで聞いたことはない。

なのでハウスメーカーは断熱、気密に関しては、一部の高気密高断熱の工務店に遅れをとっている現状があります。(一条工務店は除く)

実際にハウスメーカーの営業さんと打ち合わせしていても

営業さん

そこまで断熱性を極めなくても、ZEHくらいで充分あったかいと思いますよ!

と温熱に関しては消極的なことが多いです。

ただ、実際に大手ハウスメーカーで建てた先輩施主さんのお宅を訪問して聞いた限りは寒い!暑い!というクレームは聞いたことがない。というのもまた事実としてあります。

大手ハウスメーカーの性能でも家に満足することはできそう。だけど断熱は後から増やせないからな〜

断熱等級の内訳

上の記事でも紹介しているように上でも何度も出てきているHEAT20という基準があります。

断熱等級4<ZEH<HEAT20G1<HEAT20G2<HEAT20G3

の順で性能が上がっていきG3が一番いい断熱性です。

これはUa値(住宅の内部から外部へ逃げる熱量を平均した値=どれくらい熱が逃げるか)により基準がつけれれており、Ua値は低いほど良いです。

Ua値が全てではないですが、一つの基準になります。

Ua値(w/㎡K)1地域2地域3地域4地域5地域6地域7地域
断熱等級40.460.460.560.560.750.870.87
ZEH0.40.40.50.60.60.60.6
HEAT20G10.340.340.380.460.480.560.56
HEAT20G20.280.280.380.340.340.460.46
HEAT20G30.200.200.200.230.230.260.26
断熱性能比較表

そして今回増えるのは

  • ZEH→断熱等級5(6地域 Ua値0.6?)
  • HEAT20G2→断熱等級6(6地域 Ua値 0.46)
  • HEAT20G3→断熱等級7(6地域 Ua値0.26)

です。

これらでどれくらい家の快適性が変わるのか?についてはこのげげさんの動画が一番わかりやすく解説してくれています。

簡単にいうと

  • G3はほぼ家の中で温度差を感じない
  • G2は少し感じるが不快ではない
  • G1は無暖房のところは少し寒い(暑い)と感じる

といった感じです。

大手ハウスメーカーでいうと

  • G3→一条工務店のモデルハウス
  • G2→住友林業やミサワホームなど木造系のモデルハウス
  • G1→積水ハウス、ダイワハウスなどの鉄骨系のモデルハウス

といった感じでしょうか。

とにかく一条工務店の展示場内は冬でもあったかかった(むしろ暑いくらい)だった記憶があります。

G3の家を体感するのに一条工務店の展示場はありがたいですね。

大手ハウスメーカーが断熱性をあげる際の課題点

そして断熱等級が上がり、大手ハウスメーカーがこれに追随するのでは?という予想ですが課題として

  • 鉄骨は木造より断熱性をあげにくい
  • 大手が売りにしている大開口が取りにくくなる

という点があります。

鉄骨は木造より断熱性をあげにくい

まず大前提として鉄骨は木造にくらえて熱を通しやすいため断熱性を高めるのが難しいです。

私たちが契約寸前までいったダイワハウスは比較的鉄骨メーカーの中でも外張り断熱したりと気を使っている方ですが、

最上位の断熱材に変更しUa値0.47W/m2KとHEAT20G2には少し届かない程度です。

窓がダブルガラスの複合だったのでその部分を修正すればG2には届きそうですが。。

窓を変更してもおそらく到底G3には到達できないと思われ、この点を鉄骨系メインの大手ハウスメーカーはどのようにG3を達成していくのか?が課題かなと思います。

個人的には高断熱化が進むことは良いことなのかな〜とは思いますが、さらに住宅の値段が上がることになりそうなので、注文住宅がどんどん庶民には手の届かないものになっていきそうですね(笑)

ウッドショックといい、値下がりすることはないけど、値上がりは毎年していくから早く家を建ててしまった方がいいですね。

大手ハウスメーカーが売りにしている大開口が取りにくくなる

Ua値は数値の平均のため、断熱性が悪いところの影響を強く受けます。

具体的にいうと家では窓が断熱の弱点となります。

なので断熱性を手軽にあげようとすると窓を変える、小さくする、減らすのが一番となるのですが、

大手ハウスメーカーは構造的な特徴から大開口!をウリにしています。

例えばこんなかんじなの天井まで2400の高さの窓の大開口は

フレームの強度的に市販品は樹脂サッシでは難しく、複合サッシになってしまいます。

大手ハウスメーカーではよくありますね。

また、樹脂サッシはフレームがどうしても厚くなるため、デザインを重視しているハウスメーカーはどうしても複合サッシを推しています。

ダイワハウスなんかは2720の天井高のハイサッシなどもあり、これは到底樹脂サッシでは難しいです。(特注ならできるのかもしれませんがフレームは太くなります)

ダイワハウスの公式HPより

なので、大手ハウスメーカーは

断熱性あげるためには樹脂サッシを導入しないといけないけど、大開口を捨てることになる。というジレンマを抱えることになりました。この点が課題ですね。

もしかしたら窓によって今は使い分けができないHMが多いけど、それができるようになるかもしれませんね。(大開口のみ複合サッシなど)

まとめ

ということで今回は断熱等級が増えることで、今後大手ハウスメーカーも断熱性への関心が増えるのでは?ということをまとめました。

今回の改定が行われた後の大手ハウスメーカーの動向が素直に気になりますが、おそらく断熱性はこれからさらに重視されるのではないかと感じます。

鉄骨系メーカーは正念場ですね。

断熱性とデザインを両立するのは大変ですね。

ということで今回はこれで終わりになります。

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