こんにちは。エネファームを導入したかったけど辞めたBLFです。
導入を検討した理由は出来るだけ環境に配慮した家を作りたい!あと床暖も欲しいからでした。
ただ、家づくりをするまでエネファームって聞いたことがあるけど、どんな機械なのか全くわかりませんでした。
というか今でもあまりわかっていないかもしれません(笑)
ということで今回はエネファームについて勉強がてらまとめてみたいと思います。
これからエネファームを採用するまたは採用したいと思っている人に参考になるように頑張ります!
エネファームってよくわかってない私たちも勉強します!笑
エネファームとは?
まず基礎的なところですが、エネファームとは、「エネルギー」をつくる「ファーム=農場」という意味でつくられた造語です。
意外と安直な名前ですね(笑)
モンスターファームを思い出した方はもしかしたら同世代かもしれません。
エネファームの仕組み
エネファームの具体的な仕組みとしては
LPガスから水素を取り出して空気中の酸素と化学反応させることにより発電を行い、同時に発生した排熱を利用して給湯も行うコージェネレーションシステムです。
化学反応を利用して発電を行うため、従来型システムに比べて高い省エネ性・環境性を兼ね備えています。
家にある発電所で、その発電の熱でお湯も沸かしているイメージですね。
発電するだけなら、発電所で発電しても自宅で発電しても一緒じゃないか?と思うかもしれませんが、
発電所で発電した電気の100%が自宅まで届くわけではなくエネルギーに換算するとトータルで約60%が失われています。
それがエネファームでは自宅で発電することで90%ほどをほどを使用できる為エネルギー効率が良いです。
なのでエネファーム=環境に良いというわけですね。
エネファームの種類
エネファームには大きくパナソニック製と京セラ製、アイシン製があります。(他にもあるかもしれませんが、メジャーなところでは)
また、物によってはエネファームで沸かしたお湯を使った床暖房併用というものもあります。
住友林業でのエネファームはこの床暖併用のものを提案されている人がほとんどのようです。
エネファームと床暖2つの機能があると得した気分に。
仕組みとしては発電の時に出る温水をそのまま床暖房として使うというものです。
温水を使ったものなので電気代なども節約できそうです。
電気代を抑えつつ床暖が使えるのはいいですね。
エネファームのメリット
そんなエネファームのメリットについてまずは紹介したいとおもいます。
大きくは
- 環境に良い
- 停電時にも電気、水が使える
- 光熱費が削減できる
- 床暖房がお得に入れれる
があると思います。
簡単に説明していきます。
災害のことを考えて私たちも入れようと思っています。
環境に良い
まずは上でも触れたように環境に良いです。
エネファームは、つくる場所と使う場所が一緒なので、石油、天然ガスといった一次エネルギーの使用量を23%削減することができます。
一般の家庭で年間でCO2の削減量は1,330kg、38%も抑えることができます。
これにより化石燃料などの地球資源の保全や温暖化防止に大きく貢献することができます。
調べるまではなんで環境に良いのかわからなかったけど、
そういうことなんだね。
停電時にも電気が使える
エネファームはガスから電気を使う機械のため、停電しても電気を発電することができます。
一般的に災害時には電気よりガスの方が使えるケースが多いようで、電気が停電してるがガスは大丈夫という時にはエネファームが電気を発電してくれます。
ただ復旧は一般的にガスの方が一度止まると遅かったりするので、地震とかというよりは台風などのイメージでいてもらう方がいいです。
とのこと。太陽光ほど災害時に絶対使えるということではない気がします。
ガスが止まっていない、稼働中であるなど複数の条件があります。
また、エネファーム内には水が多く貯水してあり、災害時にはその水を使用することができるという災害面でのメリットも実はあるのがエネファームです。
さらに最新のエネファームはガスが止まってしまっても、エネファームは発電はできないですが、電気でお湯をためて、給湯に使用することができます。
これは災害時には嬉しい機能です。
あったかいお湯が出るって相当災害時にはメリットだよね。
光熱費が削減できる
エネファームで発電した電気は売電することはできませんが自己消費をすることができます。
これによりガスを使って発電するためガス代は少し増えてしまいますが、電気代を少なくすることができ光熱費を抑えることができます。
これにより通常の4人家族であれば年間7万円程度は光熱費を抑えることができるようです。
電気代はどんどん高くなっていくからこの効果はもっと増えていくのかもしれませんね。
床暖房がお得に入れれる
そして最後ですが、エネファームは発電する時に同時にお湯を沸かすという仕組みです。
上でも触れていますが、その時のお湯を利用して床暖房をセットになっているエネファームもあります。
この場合は床暖房自体の相場が50万〜100万程度はするようなのですが、エネファームに付随してくるものであれば、エネファーム代にプラスでかかることはなく少しお得に入れることができます。
住友林業では床暖と、エネファーム+床暖がほぼどう価格だと言われました(笑)
エネファームのデメリット
続いてはエネファームのデメリットについて紹介したいと思います。
それは
- 停電のタイミングが運が悪いと停電中使えない
- 騒音問題
- 売電することができない
- 12年〜20年程度で交換が必要
- 初期費用がかかる
です。
それぞれについて解説していきます。
メリットも多いけど、デメリットも結構あります。
停電のタイミングが悪いと停電中使えない
エネファームは停電時に起動していないと停電後に使い続けることができません。
つまり停電した時に動いていないといけないんだね
エネファームの平均稼働時間は夏で10時間程度、冬で16時間程度となっている為、その隙間の時間に停電が起こった場合は使えません。
また、エネファームは連続して使える日数が決まっており、1ヶ月に1日程度は発電しないタイミングがあります。
そのタイミングで地震などが起こって停電になった時には発電はしてくれません。
最近は太陽光の発電がある時にエネファームを優先してくれる機能もあるので、さらに稼働時間は短くなります。
なので地震に備えてせっかくエネファームを導入したのに…ということになりかねない点は注意が必要です。
使えたらラッキーくらいに考えた方が良さそうね。
騒音問題
エネファームには低周波音による騒音問題というのがあります。
このエネファームにより発生した低周波音により健康被害を訴える方が出たりするというものです。
実際にこれでご近所トラブルに発展している事例もあり、注意が必要です。
騒音で撤去しろ!と言われても結構費用もかかっているしなかなか難しいよね。
売電することができない
エネファームは太陽光と違い、発電した電気を売電することができず、そのぶんを自己消費しなければなりません。
発電できるのが700Wとするとそれより電気使用量が多いと無駄になってしまいます。
蓄電池があればそれを貯めておくことはできるようですが、ない場合は発電したのに無駄になる!ということもあります。
最近の機種は使用量に合わせてお湯の使用量や発電を調整してくれるので無駄になることはないようですが、
太陽光のようにエネファームで発電して売電して儲かるみたいなことはできないです。
12年〜20年程度で交換が必要
エネファームは機械ものであるため、寿命があります。
具体的には通電開始から20年を経過すると、燃料電池ユニットの運転は完全に停止してしまうようです。
つまり発電を継続するには買い替えが必要となります。
ただ、貯湯ユニットが継続使用可能な状態であれば給湯・暖房・ふろは使用可能のようです。
その間にも故障などが発生する場合も往往にしてあるということが全館空調と同様にデメリットです。
ローンが35年なことを考えるとローン中に1回は買い替えが必要になるね。
初期費用がかかる
そして最後は初期費用が高いということです。
ハウスメーカーはガス会社と提携しているからなのか、比較的どの会社も100万円前後での提案でしたが、一般的には150万程度かかることもあるようです。
また、ハウスメーカーが安く初回入れてくれたとしても、買い替えのタイミングではその値引きが発生しない可能性もあり継続して使っていくにはそれなりの費用がかかります。
12年後買い替えの時は150万円かかる(値引きなしの予算)可能性があるのが心配です。
初回費用を安くして、ランニングコストや交換コストでペイするというのはウォーターサーバーやコーヒーメーカーなどでもあるよくある手法です。
光熱費の削減が7万円/年であれば14年使用すれば100万円なら元が取れる計算ですが、太陽光ではさらに短期間で回収できる場合も多く、また何かと家が高くなってきている現状で+100万円かかるエネファームのハードルは大きいかなと思います。
住友林業でエネファームを導入する選択肢
住友林業では私たちの場合はパナソニック製のエネファームで床暖がついているものが選ばれていました。
他にも選択肢があるのかわかったら追記します。
その見積もりの金額は100万前後と、一般的に工務店やリフォームでエネファームを入れるより少しリーズナブルかもしれません。また、床暖を入れるだけで100万程度かかることを考えるとお得な気がしています。
ハウスメーカーの策略かもしれませんが(笑)
ただ、最低でも20年後には買い替えが必要で、その時にはどれくらいの費用がかかるか?についてもしっかりと考えておく必要がありますね。
20年以上住むことを考えると、メンテナンスも結構大変そうです。。
ということで今回は終わりになります。
この記事のまとめ
今回は私たちが導入を検討しているエネファームについてまとめてみました。
エネファームの名前の由来は、エネルギーのファーム(牧場)ということでした。
ダジャレみたいな名前ですw
エネファームのメリットは
- 環境に良い
- 停電時にも電気が使える
- 光熱費が削減できる
- 床暖房がお得に入れれる
エネファームのデメリットは
- 停電のタイミングが運が悪いと停電中使えない
- 騒音問題
- 売電することができない
- 12年〜20年程度で交換が必要
- 初期費用がかかる
でした。
エネファームを導入については、値段がやはり高いので他との兼ね合いでどうするかを決めていきたいところですね。
予算が無限だったら絶対つけるけど、太陽光よりは恩恵は少なそう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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