こんにちは。家の高断熱化を目指したBLFです。
数あるブログの中からこのブログに来ていただいてありがとうございます。
このブログは私、えるが住友林業で契約、引き渡し後の施主が実体験をもとに住友林業の値引きなど、施主ならではの家づくりについて発信しています。ぜひ最後まで読んでリアルな実体験を学びにしていただければと思います。
最近は電気代の高騰もあり、家の断熱性を高めるために窓を樹脂窓やトリプルガラスへグレードアップを考えている方も多いのではないでしょうか。私たちもそうでした。
その理由は家からの熱は多く窓などの開口部から漏れるため、窓をグレードアップすることは手軽にできる家の高断熱化でき快適で電気代の少ない家にできるからです。
しかし窓だけグレードアップして満足してしまってはいませんか?実は窓以外にも気をつけるべき場所があるんです。
それは玄関ドアや勝手口のドアなど外とつながる扉です。
今回は我が家が玄関ドアをグレードアップした実体験を交えつつ、玄関ドアの高断熱化についてお話ししたいと思います。
- 玄関ドアの高断熱化についてまとめ
- 私たちが検討した三協アルミ、LIXIL、YKKAPの高断熱ドアを紹介
- 我が家の結論を紹介
では早速始めましょう。
住友林業の家で玄関ドアの高断熱化
玄関ドアの断熱性は標準でどれくらい?
最近窓は樹脂サッシなど高断熱の窓を導入する方が増えましたよね。我が家も窓のグレードアップを行い、アルジオ→サーモスX(現在のTW)トリプルガラスへ変更しました。
ただ、あまり玄関ドアの断熱性についてあまり語られることがない気がします。そのため盲点になりがち。読んでくれているあなたは自分たちの考えている玄関ドアがどれくらいの断熱性か知っていますか?
窓や玄関ドアの断熱性は熱貫流率で表現されます。単位はW/(㎡・K)です。住友林業で標準とされている玄関ドアは
- LIXILLC4シリーズまたはLD2シリーズ
- 三協立山 TE2シリーズまたはTC4シリーズ
- YKK AP ESシリーズまたはPD3シリーズ
です。これらはハウスメーカー専用のシリーズとなっているため詳細をネットで検索しても出てきません。
ただ調べた限りはYKKAPではヴェナートD 30が該当します。
この玄関ドアのカタログ値をみると
D2仕様で採光なし1.79 採光あり熱貫流率2.25 W/(㎡・K)
D4仕様で採光なし 2.05 採光あり熱貫流率2.65 W/(㎡・K)
とあまり断熱性は高くありません。三協アルミ、LIXILも軒並み2W/(㎡・K)台です。
低いと言われている住友林業の標準のアルミ樹脂複合ダブルガラスのアルジオでも1.7 W/(㎡・K)のため低さがわかりますよね。
これだといくら窓をこだわってグレードアップしても、標準の玄関ドアだと玄関から熱が逃げてしまいます。なので窓にこだわるなら玄関もこだわって欲しいところです。
我が家が玄関ドアをグレードアップした理由
ただ玄関ドアのグレードアップはそれなりの値段がかかります。(最後に詳細はお伝えしますが)そのため玄関は断熱性が低くても生活空間と関係ない方は目をつぶるという方法もあるかもしれません。
しかし我が家の場合はそれができませんでした。なぜなら
- 私たちの間取り上、玄関から2階のリビングまでに建具がない
- リビングからお風呂に行く際に玄関前を通る
からです。
我が家にとっては玄関はリビングからひとつなぎの場所のため、玄関からの熱気や冷気が日常生活の快適性や冷暖房効率にも影響を及ぼす可能性がありました。
それだとせっかく窓をグレードアップしたの勿体無い…
ということで我が家は少なくとも玄関ドアの熱貫流率1前半を目指して玄関ドアをグレードアップすることにしました。
玄関ドアのグレードアップ先の選択肢
ということで我が家は標準の玄関ドアからグレードを上げることを考えました。選択肢として
- それぞれの会社の高断熱玄関ドア
- 木製ドア
でした。まずは憧れの木製ドアを導入できるか考えました。
木製ドアの選択肢
木製ドアについても少し調べました。有名なところではガデリウスという会社のドアです。ガデリウスはスウェーデンドアで北欧風の玄関ドアです。
ざっと調べた限りガデリウスのメリットとしては
- 木製ドアで意匠性が高いこと
- 高断熱であること
- 10年保証があること
このガデリウスのスウェーデン玄関ドアは断熱性は標準のドアだと1 W/(㎡・K)前後と高いです。比較的断熱性が悪くなりやすい親子ドアでも1.31ほどあります。また値段としても比較的リーズナブルで手が届きやすい印象です。
ただ、デメリットは
- 価格が高い(最低55万円〜)
- 住友林業が提携してるかわからない
- 電子錠が入れられない
でした。
特に我が家としては電子錠が入れられないことが大きなデメリットとなりました。やはり子どもが2人いる我が家の場合は、子どもを抱っこしたまま玄関から入ることもあり、電子錠はマストで欲しいということで検討段階で断念しました。
ユダ木工という会社の木製ドアはスマートキーを使えるという情報もありました。ただ、ここにも住友林業の提携というハードルはありそうです。
そのほかにもノナカさんという会社の木製玄関ドアはカッコよく断熱性も1以下とすごくよかったのですが、値段的に断念しました。
SNSでは木製ドアはA+made製のみ導入できると言われたとの発信されている方もいるため、住友林業で木製ドアはハードルが高いですね..
標準3社の高断熱玄関ドア
ということで現実的な案となったのは標準である3社の高断熱バージョンにグレードアップです。具体的には
- LIXIL グランデル2
- YKKAP イノベストD50 D70
- 三協アルミ プロノーバ
です。それぞれについて検討していきました。
YKKAPイノベストd50 d70
YKKAPが出している高断熱玄関ドアです。熱貫流率はD70で0.9 W/(㎡・K)とかなり高性能です。また、D70は表面に高耐久天然木を貼ってあるドアのため雰囲気も木製ドアに近いです。
また、D50で最大0.95 W/(㎡・K)(樹脂複合、採光なし)です。
採光ありにすると1.34 W/(㎡・K)
形状断熱枠仕様にすると1.22〜 W/(㎡・K)
となります。値段としては樹脂複合、形状断熱枠仕様ともにあまり変わらず、定価ベースで53万〜です。
YKKAPだけのメリットとしては、顔認証キーバージョンを選ぶ事が出来ます。それにすると、両手に荷物を持った状態でも開けることができるようになり結構便利かもしれません。
顔だけで開くドアが自宅にも採用できるなんて!
LIXIL グランデル2
グランデルのハイグレード仕様(樹脂)は0.89 W/(㎡・K)(採光なし) 採光ありは1.23 W/(㎡・K)とこれらの中で一番高い性能があります。
ただ、お値段は可愛くなく定価でハイグレード仕様だと80万以上します。
851:811,000円
801:846,000円
802(採光あり):880,000円
グランデル2のスタンダード仕様だと1.28〜1.59 W/(㎡・K)とやや性能はおちますが、お値段は40万台〜とリーズナブルとなります。
また、YKKAPと同様スマホで操作ができます。
三協アルミのプロノーバ
三協アルミのプロノーバはLIXILやYKKAPと比較すると一番高い性能のドアは少し落ちます。
具体的には片開き採光なしで1.2〜 W/(㎡・K) 採光ありで1.29〜 W/(㎡・K)
ロングバーがメリットです。我が家が検討中のデメリットはスマホ連携が出来ないことでしたが、最近スマホ連携できる電気式の施錠が出たようで特に他社と変わりがなくなりました。
我が家の結論
我が家は結論からいうと三協アルミのプロノーバにしました。理由は値段とデザインです。
断熱性の一番高いのはLIXILのグランデル2ハイグレード仕様とYKKAPのイノベストD70です。これらは1をきる性能を持っていますがそれぞれ定価で80万以上します。
その下のグレードとしてはYKKAPのイノベストD50、LIXILのグランデル2スタンダード仕様、三協アルミのプロノーバです。それぞれ40万前後が定価で性能は大体1.2 W/(㎡・K)前後〜です。
本当ならD70やグランデル2スタンダード仕様にしたかったのですが、差額30万ほどありそうでした(定価ベースで計算)だとするとかなりコスパが悪いです。熱貫流率 0.3の違いにそこまで出せない…というのが我が家の結論です。
また、その下のグレードだとD50の樹脂複合が0.9 W/(㎡・K)とよかったため第一候補に。あとは見た目が好みだった三協アルミのプロノーバが候補になりました。
この2つから選ぶことにしました。
ともに見積もりをお願いするとプロノーバは18万ほど、イノベストが25万ほどでした。といつことでイノベストD50でも三協アルミと比較して7万ほど高い…
すでに予算がパンパンの我が家に玄関だけで追加で30万ほど出すのはきつい…
また、デザインとしても三協アルミのプロノーバA2はロングバーがあり、外観的に好みであったこと、こどもなども開けやすいと思うことからプロノーバにすることにしました。
実際プロノーバA2にしてみて
現在私たちは引き渡しも終えており、実際に住んでいます。玄関ドアについて一番感じるのは
まったく冷気が来ない!
ということです。賃貸の時は玄関=寒いところというイメージでしたが、それが全くなくなり快適に過ごせています。
窓のグレードアップを考えてる人はぜひ玄関ドアも検討することをオススメします。
この記事のまとめ
我が家が選んだプロノーバ理由は
- 断熱性も1.20と高かったこと
- デザインが好みだったこと
でした。
値段としては標準からの差額は186,980円 増額(電子錠付)で安くはありませんが、快適さを求めるためには初期投資としてはいいかな?と考えてました。
ぜひ高断熱住宅を検討している方は玄関ドアにも注意してくださいね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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