こんにちは。気密測定前はいろんな意味でドキドキしたBLFです。
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ハウスメーカー検討段階から体験談も含めて様々実体験を200記事以上にまとめてますので気になる記事をぜひチェックしてみてください。
前回は我が家の照明について施工をレポートしました。

そして今回は家の性能についてです。
みなさんは気密測定って知っていますか?家の性能を表す数値で、断熱性を表すUa値は、断熱材や窓の性能などの図面情報から算出できますが、気密性を表すC値は実際に測らないとわからない数値です。
断熱性と同じくらい、この性能も大事ということで私たちは2回測定を行いました。
今回はそんな気密測定についてレポートしつつ、我が家が実際にどれくらいの数字だったか?をご紹介したいと思います。
今後住友林業で建築したいけど気密性がどんなもんか気になる。大手ハウスメーカーの気密性って低いんでしょ?と思っている方など是非是非最後までご覧ください!
- 気密性能についてざっと解説
- 住友林業の我が家の測定現場をレポート
- 我が家の測定結果を発表
では早速始めましょう。
住友林業で気密測定
まずは気密測定についてざっとおさらいです。我が家のレポートが気になる方は目次から飛ばしちゃってください。
気密測定とは
気密測定とは、家の隙間を測るC値などの測定です。実際に家がある程度建った後に現場でないと測れません。
C値とは相当隙間面積のことで建物全体にある隙間面積(cm2)を延床面積(m2)で割った数値で、建物の気密性能の指標として用いられている数値です。
隙間の大きさを床面積100㎡(約30坪)とした場合はC値2でA3用紙の隙間、C値2でハガキ相当の隙間が家にあるというイメージです。

大手ハウスメーカーの気密測定
大手ハウスメーカーは多くの企業で今の所気密測定は希望しない限りは行わないところが多いです。
その理由は国がその基準を定めていないから。
大手のハウスメーカーは基本的に国の基準に従います。その国の基準として現在はC値つまり気密性がないという現状があります。
もともと『平成11年省エネ基準』にはC値に関する基準があったのですが、測定が大変なため現在は基準に入っていません。
では大手ハウスメーカーの中で気密測定をしているハウスメーカーはあるのでしょうか?少ないですが、あります。
- 一条工務店
- セキスイハイム
- スウェーデンハウス
- アイ工務店 etc….
などです。アイ工務店は全棟測定ではなくオプションかもしれませんが、これらのハウスメーカーは気密測定をしています。
特にセキスイハイムは2.0以下、一条工務店は0.7以下を保証してくれているため、それより高い数字となった場合は良くなるまで気密処理を再度施工してくれるため安心です。
もし気密性が高いメーカーが良い場合はこれらのハウスメーカーを検討する方が良いです。
そして我らが住友林業ですが….気密測定は標準ではしていません。。

気密測定にはハードルがあります。
住友林業の気密測定
まず住友林業には涼温房という考えがあるからか、『かぜをしっかり通して空気はこもりすぎない方がいい!』と思っているようなイメージが会社全体になんとなくあります。
そのためか気密測定をあまりしたがらないような。我が家もお願いしましたが、比較的温暖な地域だからかほとんど気密測定をしたことがない!ということで当日は若手の現場監督の方も見学に来られていました(笑)
そして気密測定の段取りについては住友林業は支店によりかなりばらつきがあります。
- 気密測定をオプション費用でできる支店、できない支店(自分で手配)
- 気密測定の値段もさまざまで4万円〜15万くらいまで
あるようです。なので住友林業で気密測定をしたい場合は早めに営業さんに相談をしておくことをオススメします。
ということで前置きはこれくらいで実際の我が家の様子をレポートしていきます。
我が家の気密測定当日
ということで早速我が家のレポートを開始します。
先ほどもお伝えしたように我が家の気密測定は住友林業のオプションでお願いしました。
なんとなく自分たちで手配しないといけないのかな〜と思っていたのでオプションでできてよかったです。

自分で手配するのは面倒だもんね。
費用としては1回38,460円(きこりん税、消費税別)でした。これは色々twitter等での情報収集から住友林業では比較的安い方でした。人によっては10万以上を請求されるパターンや、自分での手配を言われるパターンもあるようです。
ということで住友林業手配なので、実際に気密測定の日まで、気密測定の日当日も特に何かする必要はありません。
一応中間気密のため穴を塞いでいく
気密測定(中間)は本来は石膏ボードを貼る前にやるものなのですが、色々あって石膏ボードは貼った状態での施工となってしまいました。
つまり、、、、数字が悪かったら終わり
ということです(笑)まあ、実際には修正や気をつけることができるんだと思いますが、もしこれからやることを考えている人は中間気密測定の施工時期には気をつけてください!
気を取り直して気密測定当日です。気密測定当日はまずは大きく穴が空いてしまっている場所(今後塞ぐ予定の場所)を目貼りしていきます。
中間気密測定は夫が行きましたが、夫が行った時には生産さんたちが目貼りをしっかりしてくれていたようです。

こういった換気の穴は穴が空いていて当然なので測定の時にはしっかりと目貼りしてそれ以外の部分の穴の大きさを測ります。

ちなみに住友林業はこのタイミングでは玄関土間のタイルなどが貼られていないため、玄関ドアの下がスカスカです。そのためその部分は測定するために目貼りしていました。(完成気密測定では目貼りしていませんでした)

完成気密ではこの部分も目貼りせずに測れますが、まだ家が完成していないためしょうがありません。
気密測定開始
ということで目貼りをしていい場所に目貼りが終わったら早速測定開始です。

ちなみに本来はできるだけ小さい窓で行った方が正確な測定ができるのですが、我が家の1階にある測定可能な窓はこの1つしかないためこの寝室の掃き出し窓で測定することとなりました。

窓はできるだけFIXとかにしていたため、測定器がおける窓がありませんでした(笑)
2階も床の高さで開く窓はなかったので、この掃き出し窓がなかった測定ができなかった可能性も…笑
測定器の機械を動かすと家全体に陰圧がかかります。そのためその陰圧で目貼りが取れていないか探します。すると

乾太君の配管の穴の目貼りが取れていました。しっかり貼り直します。

ちなみに乾太君には気密性を高める逆止弁もしっかりとつけました。そんなに高いものではないので、これから家づくりをする人にはオススメのオプションです。
としっかり目貼りができていることを確認したのちに測定です。
気密測定の結果は?
測定していきます。

そして….
結果は….

でした。ここにはC値は記載がないのですが、αA=115が隙間をあらわしており、これを家の面積でわります。
するとC値=0.92となりました。
これには夫も含めて住友林業の生産さんも含めて安堵。本音を言えばもう少しだけ良ければな〜と思っていましたが、我が家は気密に関しては正直特別なお願いはほぼしていません。
その状態での測定だったので少し不安もありましたが、少なくとも大きな隙間が空いてる等の大問題はないことも同時に確認できました。
生産さん曰く”住友林業のマニュアル通りしっかりやればこのくらい出る。”というデータはあるようで、ある程度の気密は特に何も要望していなくてもある程度の気密性は確保されているようです。

まずは一安心です。
ただ、Twitterなど高気密な家が溢れている世界では高気密とはとってもいえないため、中気密としておこうと思います(笑)

一応最終気密も測定
そしてこの後家が完成してから行う完成気密測定も一応行いました。
その結果は….ギリギリC値1を切る数字でした。
というのも、この後に導入されたロスナイさん。気密測定業者さんでは全く塞ぐことができず、ロスナイから結構漏れがあったようです。ということでそんな状況でも1をきれたので、よしとすることとしました😄
ということで我が家の気密測定の話はおしまいです。事前準備もほぼせずに測定だけするという暴挙に及んだわけですが、しっかりとした気密の数値が出てよかったです。
知らなかったですが、住友林業は外周回りの気密のコンセントも標準で施工されていたり、気密テープも貼られていたりと意外にも気密に気をつけているハウスメーカーみたいです。疑ってごめんなさい住友林業さん!
この記事をまとめ
今回は我が家の気密測定の様子をレポートしました。
測定の結果はC値=0.92でした。
住友林業自体はあまり気密測定は行っていませんし、気密性のアピールもしていない印象ですが、YouTubeではC値0.5を出されている人がいたり、悪い数字でも1前半のため、意外にもしっかり気密は取れているハウスメーカーなのかもしれません。

特に特別なお願いはしてなかったのですが。
ただ、誇れるほどの高気密ではないので、測定不能となるような自慢できるC値をご希望の方は、一条工務店や高気密推しの工務店で建てることをオススメします!
次回はこちら

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