こんにちは。家づくりにおいて窓は結構重要と感じているBLFです。
数あるブログの中からこのブログに来ていただいてありがとうございます。
このブログは私、えるが住友林業で契約、引き渡し後の施主が実体験をもとに住友林業の値引きなど、施主ならではの家づくりについて発信しています。ぜひ最後まで読んでリアルな実体験を学びにしていただければと思います。
注文住宅で一番気になるのはキッチンやリビングの大きさ!という方も多いですよね。
ただ待って下さい。快適な家を作る!ということにおいては意外と窓が結構大切なんです!!
注文住宅においては窓によって家の性能が大きく変わるといっても過言ではありません。
窓については初めは何が何だかだったけど、最近はわかるようになってきました。
また、一言で窓と言っても窓には種類があります。そのため性能が良いかしっかりと理解して判断するのは意外と大変です。それをいいことに知識がないとハウスメーカーの営業さんに
ハウスメーカーの窓は樹脂を使っているので断熱性の高い窓です!!
とうまく言いくるめられてしまうことも…
というのも、実は住友林業を含めた大手ハウスメーカーの多くは標準で採用している窓は悪くはない性能ではあるものの、すごく性能が良いともいえないものなのです。
そうならないために今回は家の性能を決めるといっても過言ではない窓について、注文住宅で性能にもこだわりたい私たちが住友林業の窓をどうしたのか?について紹介しつつ、窓の性能についてわかりやすくまとめたいと思います。
最後に我が家の窓の変更により生じた増額についても発表しますので、ぜひ最後までご覧ください!
- 住友林業で標準のアルジオを紹介しつつ、窓の性能について解説
- 私たちの窓の変更の歴史を紹介
- 我が家の窓の結論は?
では早速始めましょう!
住友林業の窓について
今回は住友林業の窓についてまとめます。
住友林業の標準の窓はアルジオ(でした)
まず、住友林業の標準の窓から紹介します。私たちの契約した時期、地域では三協アルミのアルジオという窓でした。(その後YKKAPのAPW330も標準になったという情報もあります)
このアルジオとは、三協アルミから発売されているアルミ樹脂複合ダブルガラスの窓です。住友林業は三協アルミと企業的に関係があるようで、そのため三協アルミの商品を採用している?と邪推したくなります(笑)
三協アルミは名前の通りアルミメーカーです。
では三協アルミのアルジオの特徴とはどんなものなのでしょうか? ざっと紹介していきます。
三協アルミのアルジオ(標準)の特徴は?
そんなアルジオの性能についてまとめてみます。まずは大切な性能。
- 熱貫流率:1.70W/m2・k
- 気密性:A-4
- 水密性:W-5
- 耐風圧性:S-4
です。一番よく目にするのは熱貫流率ですよね。
他社と比較するとあまり高くない断熱性
何がなんだか?という感じだとは思いますが、この熱感流率というのがその窓がいかに温熱性能が良いか?の指標の数字ですが、これが1.70というのは現在おされている窓と比較すると悪い数字です。(低い方が性能が良い)
悪くはけしてないのですが、YKKAPのAPW430では熱貫流率は1を切ってきていることを考えると微妙ですね。
ただ、標準で採用されている窓のため比較的リーズナブルに導入できるためコスパは良いです。
アルジオの断熱以外の特徴
また、アルジオの断熱性以外の特徴としては
- 強い耐久性
- 高い耐水性
- 掃除がしやすい
- (高い断熱性)
です。
高い耐久性、耐水性
その中でもアルジオは特にアルミ樹脂複合の特徴を生かし高い耐久性、耐水性を誇っています。
なので台風が多い日本の住宅にとっては使い勝手がいい窓と言えます。また、レールにはフラットレールを採用しており、掃除がしやすいという特徴もあります。
そして公式HPとかでは断熱性も謳われていますが、それはアルミ単独サッシなどとの比較なのでここではカッコとしました。断熱性も決して悪くはないと思いますけどね。
樹脂サッシやこのあと出てくるサーモスXと比べると….ね
なので住友林業で標準で入る窓は可もなく不可もなくの高性能とはあまり言えない窓です。
高断熱の家を作りたいと思うと少し心許ないというのが印象ですね。
住友林業で窓を変更するときの制限がある?
以上の内容から新築で建てる家の断熱性能をできるだけ上げたかった私たちは、アルジオから窓のグレードアップをしたいと考えました。
その理由は家に置いて窓が一番断熱性を簡単にあげることができる部分だからです。断熱性は外気と触れる外壁部分の断熱材の厚さ、天井、床などの断熱材、窓などの開口部の断熱性から導き出されます。
壁の断熱材はハウスメーカーごとにある程度決まっており、そう簡単に変えることはできません。壁の断熱性はなかなか上げられない住友林業では断熱性を上げようとすると必然的に窓になります。
住友林業で窓を考える上での制約
ただ、住友林業で窓を変更するときには制約が私たちの地域ではありました。それは
- 窓は一社からしか選べない
- 選べる窓に制限がある
ということでした。
これは住友林業に限らず大手HMではそうなのかもしれませんが、家全体で導入できる窓会社は1つです。
つまり三協アルミなら三協アルミのもののみ、LIXIL、YKKAPのものは選べないです。
また、私たちの地域だけかもしれませんが、基本的には
- 三協アルミ
- LIXIL
- YKKAP
の3社からしか窓は選べず、その中でも製品に制限があり例えばLIXILの樹脂窓であるエルスターも選択できませんでした。
なのでかなり迷いました。
結構窓については制限がありますね。それらをもとに相談していきました。
我が家の窓を検討遍歴
私たちの窓の変更①〜アルジオをトリプルガラスへの変更〜
そもそも私たちは契約前に
窓は性能を上げたいのでトリプルガラスでお願いします!
と伝えていました。ネットやYouTubeでトリプルガラスが良い。とみたからです(笑)
わかりました!
と見積もりにトリプルガラスを入れてもらいました。ただ、その時は窓の種類などについて全く考えていませんでしたので、契約後に蓋を開けて見るとアルジオがトリプルガラスに変更されていました。
あれ、おもてたんと違う…
このアルジオのトリプルガラス窓の性能は熱貫流率は1.36W/m2・kと、YKKAPやリクシルのトリプルガラスと比較すると性能は高くありません。
これは少し検討したいな。
なので契約後の次の打ち合わせで会社の変更を検討し始めました。
私たちの窓の変更②〜APW330,APW430にしたい
そして契約後の打ち合わせでは、LIXILやYKKAPのショールームにショールームに行った事で知識も増えています。
その間に窓の性能の重要性をさらに知ったため、ここは樹脂窓のYKKAP一択でしょ!?とそれに変更を依頼します。
窓をYKKAPのAPW330か430に変更したいです。
とAPW330かAPW430に変更したいと営業さんに連絡してみました。
わかりました!
と営業さんは結構安請け合い(笑)後日設計担当さんと打ち合わせ時に再度相談となります。すると問題が発生します。
とその前にYKKAPのAPW330,430について簡単に紹介します。
樹脂窓のYKKAPのAPW330、430とは?
YKKAPのAPW330,430とは樹脂サッシのダブルおよびトリプルガラスの窓になります。
その断熱性能は
APW330の熱貫流率は1.31w/(㎡K) ダブルガラス
APW430の熱貫流率は0.90w/(㎡K) トリプルガラス
と高性能です。
APW330はダブルガラスなのにアルジオトリプルとほぼ変わらないですね。
また前回触れましたが、樹脂サッシは結露がしにくいなどのメリットも多く最近では導入しているハウスメーカー、工務店も増えてきており、そういう意味で断熱性以外にも結露防止という意味で樹脂サッシは優れています。
また、APW330は真空+トリプルガラスにすることで熱貫流率は1.09W/m2Kとかなりいい数字となります。
APW330と430では430の方が性能は良いけど、当然高いのでどちらか見積もり的に許容できる方で検討したいと考えました。
ということで実際の打ち合わせに臨みます。
打ち合わせ当日に相談すると…
そんなこんなで次の打ち合わせ中に設計士さんから切り出されます。
そう言えば窓を変えたいと伺いました。
ただ、APWだと今入れている窓の形状がなくて窓の形から再検討しないといけないんです。
なんとAPWシリーズはリビングの窓の形状を変えないと導入できないとのことでした。
現在のリビングの窓は我が家の顔とも言える窓なのでなかなか即変更とはいきません。
自由に窓を選べるのであれば、リビングの部分だけは元のアルジオにして、ほかの窓をYKKAPのAPW430などに変えることもできますが、”窓は一社縛り”のためそれができません。
窓って一社しか使えないんですよね?
と再度確認しましたが、
そうなんです。。
下地が違うなど色々あるもので。
とのことでした。
なので、YKKAPに変える=間取りを全く変える必要があるということになりました。究極すぎる
この間取りは気に入っているんだよね。。
と間取りには手を加えたくありません。なんとも言えない雰囲気となります。。
と解決案がすぐに出てきました。
私たちの変更③ 〜サーモスXのトリプルガラスに変更
しばらく考えた後に設計士さんが口を開きました。
断熱性をってことですよね。それなら樹脂アルミですが、サーモスXなら同じ形状の窓があるので、形を変えなくてよさそうです!
と急にここでLIXILのサーモスX(現在のTW)が急浮上しました。
とここでサーモスX(現在のTW)について簡単に説明していきます。
LIXILのアルミ樹脂複合窓のサーモスX(TW)とは?
サーモスXとはLIXILの販売している高性能のアルミ樹脂複合窓です。現在はTWにシリーズが変わっています。
LIXILのハイブリット窓ではサーモスⅡもありますが、そこから断熱性能が上がったハイブリット窓の最終形態です。
サーモスXは当営業所ではアルジオについてよく使いますよ。(3番目はYKKAP)
性能としては
貫流率:1.11W/m2・k
気密性:A-4
水密性:W-4
耐風圧性:S-3
とアルジオに比べて水圧性や耐風圧性は落ちますがその分断熱性は高いです。
断熱性能的には一番高いハイブリット窓と言っても過言ではないね。
トリプルガラスでは真ん中のガラスが1.3mmと特殊薄板ガラスを採用しており、トリプルガラスのデメリットである重い!という点も軽減してくれるという優れものです。
実はサーモスXのトリプルはかなりいいのでは?
また、サーモスXは色の選択肢も豊富で他社の窓と比較しても内、外の選べる色のバリュエーションが多いです。
そして特徴として窓部分を大きくしてできるだけフレームを小さくしている事でスタイリッシュな内観になるという外観的な特徴も兼ね備えています。
この黒くて細いフレームが一発で気に入りました。
断熱性ももちろんですが、この外観的なおしゃれさも導入できるということで一気にサーモスXがトップの候補になりました。
その時の打ち合わせはこちらです。
私たちの窓の結論はサーモスX(TW)
そんなこんなで検討した結果このような思考の流れで変更していきました。
契約前の標準仕様
打ち合わせでトリプルガラスを希望したことで変更
樹脂サッシの高性能窓。形があわずに断念
アルミ樹脂複合サッシだが、高い性能と意匠性を兼ね備える窓ガラスに変更
そして本当は断熱性などを考慮してAPW430を検討したかったところですが、とくにサーモスXの黒フレームは内装が一気にしまって非常におしゃれだったためサーモスXトリプルガラスで進めていくこととなりました。
この結果から断熱性もあげつつおしゃれさもあげることができてとても満足のいく展開となりましたね。
サーモスXでお願いします!!!
と打ち合わせでも夫婦ともに即決(笑)
断熱性もあげたいけど、おしゃれな間取りにもしたい!!
というわがままな私たちにはぴったりな窓でした。
サーモスXにすることでの値段の増額は?
また後日見積もりをもらいました。同じアルミ樹脂複合ガラスとはいえ、サーモスXはアルミ樹脂の中では別格の窓になります。その増額の振れ幅にドキドキ…
結果は
….
……
アルジオ→サーモスXトリプルガラスに家中変更による増額は60万ほどでした!(きこりん税、消費税別)
ネット情報でもっと増額になると思っていたので安かったと錯覚しましたが、大金でした(笑)
ということで一応仮ですが、窓の仕様が決まりました。窓は重要なのでこの増額も納得して受け止めることにします(笑)
ということで今回は終わりになります。窓については後から交換もできないので、しっかりと検討することをお勧めします。
窓だけじゃなくて玄関ドアを重要なのでそちらもぜひチェックしてくださいね☺️
この記事のまとめ
今回は住友林業標準のアルジオについてまとめたあと、私たちが検討した窓についてまとめました。
契約前の標準仕様
打ち合わせでトリプルガラスを希望したことで変更
樹脂サッシの高性能窓。形があわずに断念
アルミ樹脂複合サッシだが、高い性能と意匠性を兼ね備える窓ガラスに変更
という流れで結論として私たちは
サーモスXのトリプルガラス、アルゴンガス、樹脂スペーサ
で行くことにしました。
サーモスXトリプルガラスに変更することで60万ほど増額となりましたが、おしゃれさは上がり、断熱性も上がったのでよしとします。
まあある程度満足です!
これからはインテリアなどの打ち合わせが始まっているので、どんどん検討することが増えていますが頑張ります🤓
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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